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2022/01/27 16:23




戦後すぐの創業以来、”小倉の台所”と呼ばれる旦過市場にて商いをさせて頂いている小さなお店です。

食品店として始まったお店ですが、創業者の妻が嫁入り道具として持ってきたぬか床が評判を呼び、長年漬物屋として皆様に親しんで頂きました。その後、二代目が始めたぬか炊きも評判となり、現在では当店の看板商品となっております。現在は三代目が、北九州の郷土料理であるぬか炊きを全国に広めるべく、試行錯誤をしながら新しいチャレンジを続けています。

宇佐美商店のぬか炊きは、親子三代100年に渡って守り継がれてきたぬか床を調味料として利用しており、甘辛い味付けと、ぬか床に入っている山椒の風味や唐辛子の辛みが相まって、ごはんのおかずにもお酒の肴にもピッタリです。

百年の歴史が作る百年床の味、ぜひご賞味ください。





お店を営んでおります旦過市場(たんがいちば)は、JR小倉駅から徒歩数分の場所にあり、“北九州市の台所”とも呼ばれています。100店舗以上が軒を連ね、鮮魚・青果・精肉・惣菜などが扱われるお店が多数あります。当店と同じく、北九州の郷土料理であるぬか炊きや、鯨肉を扱う店もあります。

主婦をはじめとする一般消費者のみならず、料亭や料理店などの料理人も買い付けに訪れており、グルメ番組や旅番組でしばしば紹介され、一つの観光スポットとなっています。北九州市を代表する市場であり、福岡県内においては福岡市の柳橋連合市場と並び称されています。

近年では旦過市場の川側とは反対側の裏手に位置する「新旦過」(新旦過飲食街)と呼ばれる場所に、若者をターゲットにしたお洒落な飲食店が営業しており、週末の夜には若者の姿を見ることができます。

お近くにお越しの際はぜひ店頭まで足を運んでいただけますと幸いです。