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2022/01/27 16:23





ぬか炊きは、青魚をぬかみそ(ぬか床)で炊き込んだ江戸時代から豊前国に伝わる郷土料理です。
ぬかみそ炊き、じんだ煮とも呼ばれています。

イワシやサバなどを、醤油、みりん、砂糖などを加えて炊き込み、最後にぬかみそを調味料として加え、炊き上げます。
ぬか床を加えることで、青魚特有の臭みが消え、また、ぬか床に漬け込まれた野菜のエキスや山椒や唐辛子の風味、発酵によるほのかな酸味が特有の旨味を引き出します。山椒を必ず漬け込むことが小倉城周辺のぬか床の特徴です。

(植物性)乳酸菌の宝庫と言われるぬか床や青魚の栄養を丸ごと摂ることができ、お子さんからお年寄りまで体に嬉しい健康食でもあります。

最近ではイワシやサバ以外に、ちりめん、さんま、筍、椎茸、鶏肉、卵、蒟蒻などさまざまなぬか炊きが登場しており、北九州名物としての認知も広まってきています。